ゴールデンウィークは過ぎましたが、しばらくは緊急事態宣言が続くようですね。
世の中の風潮もあり、必要以上に外出に関してナーバスになっている方も多いんじゃないでしょうか?
外出している間の楽しみの1つは、食事ではないでしょうか?
身体を動かせないストレスが、さらに“食”へと加速させ…、気が付けば鏡の前に知らない自分が…。
そこで、今回は“外出できない”、“ジムにも行けない”、“トレーニングの道具を持っていない”方でも効率よく筋トレの効果が得られる『スロートレーニング』をご紹介します!
『スロートレーニング』は、東京大学教授(運動生理学、トレーニング科学)で理学博士の石井直方先生が考案された科学的な筋力トレーニングで、その特徴には以下のようなものがあります。
➀自重トレーニングで筋肥大や筋力アップを狙える
→自身の体重を利用してトレーニングでき、ダンベルやマシンなどの特別な機材を使う必要がなく、比較的コストを抑えて体を鍛えることができる
→好きなタイミングでトレーニングできるので、ジムに行く時間がない人でも自宅で気軽に本格的
なトレーニング効果を得ることができる
➁心臓や血管系への負担が小さい
→一般的な筋トレと比較して、スロートレーニング中は血圧や心拍数の変動が小さいことから、トレーニング中に起こりうる不慮の事故のリスクを減らすことも期待でき、高齢者でも比較的安全
に実践できる
➂激しい運動が苦手な人でも行いやすい
→ランニングなどの息が上がる運動とは違い、スロートレーニングは比較的ゆっくりとした動作なので、激しい運動が苦手な人や高齢の方でも行いやすい運動で、運動やトレーニングが辛くて続かなかった人でも、スロートレーニングなら継続できる可能性がある
では、なぜ『スロートレーニング』は低負荷でも効率的なトレーニングができるのでしょうか???
それには次のような理由があります。
スロートレーニングの重要なポイントは、ゆっくりと動作することによって、運動動作中に筋肉の発揮張力を維持することにあると考えられています。
動作中に力を抜くことなく、終始力を入れっぱなしで動作をするということで、筋内の血流が制限されて酸素飽和度が下がり、乳酸が生成されることによって成長ホルモンの分泌が上昇することが大きなポイントのようです。
分かりやすいイメージとしては、何もないところに椅子に座っている姿勢をとって維持する「空気椅子」というものがありますが、この空気椅子に座った状態を維持しながらトレーニング動作を繰り返すような感じになります。
スロートレーニングではいろいろな動作方法が提唱されていますが、「3~5秒程度かけてあげて、3~5秒かけて下げる」という動作が一般的です。
さらに肘や膝を伸ばしきって休まない“ノンロック”という動作と組み合わせることで、より厳密に筋発揮張力を維持することができます。スクワットなら立ち上がり切らずに再びしゃがみ込む、腕立て伏せなら腕を伸ばしきらずに再び腕を曲げるという動作の仕方です。
では、最後に『スロートレーニング』を行うときの注意点をご紹介します!
1. ゆっくり動かす
⇒エクササイズ中、筋肉に力を入れ続け、力を抜かないために1つ1つの動作をゆっくり行う
2. ノンロック
⇒エクササイズ中に筋肉を休ませないために、“関節をロックさせない=伸ばしきらない、曲げきらない
3. 呼吸を意識する
⇒息を吐きながら動作(エクササイズ)を開始し、息を吸いながら元に戻していく
4. 無理をしない
⇒5~10回繰り返せるくらいの負荷が適切で、回数や強度よりも安定した正確なフォームを重視する
いかがですか!? 動き自体は簡単なものの、ゆっくりと実施することで高強度負荷のトレーニングと同様な効果を得られる『スロートレーニング』!
外出しにくい今だからこそ、試してみてはいかがですか!?
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