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執筆者の写真琢磨 徳安

知ってますか!? ジュニアアスリートのための『ケガをした時の食べ方』Σ(・□・;)


毎日夏らしい暑さが続いておりますが…😅

こんなに暑いと『食欲がない…』なんていう人もいると思いますが、それこそ夏バテや熱中症の原因になってしまいますよね😅


やはり、食事と身体(健康)とは切っても切れない関係ですが、実はケガをした時の食べ方というのがあるのをご存じでしょうか???

今回は、”コーチング・クリニック(2020年5月号)”より、ジュニアアスリートのための『ケガをした時の食べ方』についてご紹介いたしますよ~😉


話を進める前に…、”ケガ”についてですが、当院のブログでも度々でてきておりますが、この”ケガ”は捻挫・打撲・脱臼・骨折・腱断裂・靱帯損傷・肉離れなどの『スポーツ外傷』を意味していることを念頭に置いてくださいね!

(過度な運動の繰り返しや、誤った動作の繰り返し、ある部分の機能障害が原因となって起こるような『スポーツ障害』ではありませんので、お間違え無く!!)


では、まずは『ケガをした時の食べ方』で大切なことは…、

◎ケガによる過度な炎症を抑えること!

◎炎症が治まったら、損傷部位を治す材料(栄養素)を積極的に摂取すること!

の大きく2つのポイントがあるようです😀


では、それぞれ細かく内容を確認していきましょう!

【ケガによる過度な炎症を抑えること!】

→ 『ケガをしたら「ビタミンC」をたくさんとりましょう!!』

・ケガが起きた直後は、患部が炎症を起こしています。その炎症を抑えるために、血液中の白血球が中心となって働生きます。素早く炎症を抑えるためには、白血球がしっかりと働ける環境を作ることが重要になります。

・白血球は高温環境の方が活発に動きやすいという特徴を持っています。ケガの初期段階には“炎症”が必ず起こりますが、それにより白血球が働きやすい環境が整えられているんですね。“炎症”と聞くと、一般の方にとってはネガティブなイメージしかないかもしれませんが、実は“炎症”は損傷した組織を修復するために必ず必要な現象で、治癒に向かうための第一段階と言えるんです。

・また、白血球の働きを活性化させる栄養素は『ビタミンC』ということです。

・反対に、“炎症”を悪化させる食品もあるそうで、油脂の多いもの(揚げ物)や白い砂糖は“炎症”を悪化させるそうです。

では次に、

【炎症が治まったら、損傷部位を治す材料(栄養素)を積極的に摂取すること!】

『①抗酸化物質の摂取』

・“炎症”が引いて痛みが緩和されてきても、治癒(損傷した組織が元に戻る)しているわけではありません。損傷が治癒に至るまでのあいだにも酸化が起こっており、過剰な活性酸素にさらされることは酸化ストレスとなり、治癒の遷延を招くなど創傷治癒にとって有害であるとの報告もあります。

・この酸化を押さえてくれるのが抗酸化物質で、特にトマト・パプリカ・ピーマン・ナス・カボチャなどの“実の野菜”に多く含まれています。

・また“実の野菜”以外でも、ホウレン草やニンジンなどの“色の濃い野菜”や、果物やナッツ類からも摂取できます。


『②―1 ケガをした組織の材料の確保 ~骨折の場合~』

・骨というと“カルシウムでできている”というイメージが強いですが、実はカルシウムだけではなく、タンパク質の一種であるコラーゲン線維(膠原線維)が網状になって土台を作り、その隙間や周りにカルシウムを中心とするミネラル類が付着して作られています。

・また、その過程を順調に進行させるためにビタミンB群、ビタミンD、ビタミンK、マグネシウムなどが必要

になります。

・ミネラル類は乳製品・根菜類・海藻類・ナッツ類に、ビタミンB群はタンパク質食品・緑の濃い葉物野菜(ホウレン草・小松菜・ニラ・ブロッコリーなど)に、ビタミンDは魚・キノコ類に、ビタミンKは納豆・緑の濃い葉物野菜(ホウレン草・小松菜・ニラ・ブロッコリーなど)に含まれています。


『②―2 ケガをした組織の材料の確保 ~筋肉・靱帯・腱損傷の場合~』

・筋肉は筋線維が束になって構成されており、その筋線維同士の接着の役割はビタミンCが担っています。

・靱帯は関節部で骨と骨を連結し、腱は筋肉と骨とをつないでいる部分で、どちらもコラーゲン線維でできています。コラーゲン線維は主にタンパク質とビタミンCで構成されています。

・筋肉、靱帯、腱組織のすべてに必要とされるビタミンCを摂取できる食品は、上記の炎症期でご紹介しておりますので、ここではコラーゲン(線維)の摂取についてご紹介します。

・コラーゲン(線維)は手羽元・手羽先・骨のある魚などに多く含まれており、これらの食品を煮込んだ料理がお勧めです。焼いたり、揚げたりする料理では、骨や関節、腱などからコラーゲンがしみ出してこないため、スープや煮物などの料理で煮出すことが、コラーゲン線維摂取のために重要となります。

いかがですか!? まさに、『医食同源』ですね! 当たり前のようで、忘れがちですが、やっぱり“私たちの身体って食べた物で出来てる”んですよね!

ケガの時には、ケガのための食べ方があることをご紹介しましたが、当然ですが、治療も重要になります😉

ケガをした時に何でも食べれば良いわけではないというのと同じように、スポーツ復帰を目指したケガの治療の場合には、ただ単に安静にしていれば良いわけではありません。

損傷した組織を的確に判断し、的確なアプローチを行い、目標とするゴールに向かって治療を進めていく必要があります!

日常生活におけるケガは勿論のこと、スポーツによるケガや痛み、交通事故などの強い外力によるケガや痛みは、ぜひ当院にご相談くださいね😁


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