秋は“肉ばなれ”の季節、なんて言葉はありませんが…、最近当院に来院される患者さんの中でも、肉ばなれによるご来院が多くなってきています😅
肉ばなれの患者さんの年齢は様々ですが、緊急事態宣言に伴う活動休止期間後に活動を再開したばかりの方などもおり、少なからず新型コロナウイルスの影響もありそうです😰
さて、肉ばなれと言えば『肉ばなれは、クセになる』という言葉を聞かれたことがある方も多いんじゃないでしょうか??
実は、これは単なる噂などではなく、ちゃんとした理由があります😲
その理由については、以前ご紹介したブログでご確認していただくとして、『でも実際に、運動療法ってどんな治療法(施術方法)なの??』や、『肉ばなれに対する運動療法って、どれくらい効果があるの??』なんて思っている方もいるのではないかと思います!
“百聞は一見に如かず”ということで…
そこで今回は、最近(9/6)に肉ばなれでいらっしゃった患者さんに対し、運動療法による損傷部位の滑走性改善を行った動画を実際に見ていただこうと思います😉
この患者さんは、2021年9月5日(日)にスポーツ活動中にハムストリングスの肉ばなれを起こし、翌日の2021年9月6日(月)に当院をご来院された患者さんです! 治療前の確認では、仰向けで膝を伸ばしたまま脚を上に挙げていきハムストリングスに痛みが出てくる角度を確認する検査では、30°~70°の間で痛みが出たため、中等度の損傷が疑われました! 従来の考え方では、中等度の損傷であればテーピングやサポーター、弾性包帯などを用い、患部を圧迫したり、安静保持を第一目的に損傷部位であるハムストリングスの筋群に対し負荷が加わらないような動作の指導を行うことなどが、基本的な治療の進め方になりますが、運動療法を用い、滑走障害の概念を知った当院では、真逆の方法を用います😉
動画を見ていただければ解るとおり、当院では受傷翌日でも、積極的に損傷部位であるハムストリングスを動かしていきます😁
もちろん、損傷したハムストリングスを動かすリスクは十分把握したうえで、技術・経験をもとに、適切な負荷となるようにコントロールして行います!
その結果・効果は、動画を確認していただければ一目瞭然! ほんの10~15分ほどの治療で、歩行時の痛みが改善されて、歩行の様子に変化が表れているのがご確認いただけると思います! ただし、注意してもらいたいのは、捻挫などと同じように『痛み(症状)がない≠治っている』ということです! つまり、痛みなどの症状をあまり感じなくなったからといっても、損傷を受けた組織(肉ばなれの場合は、筋線維など)が治っていく過程には、ある程度の時間がかかるため、痛みなどの症状の有無で治ったかどうかを判断するのは、非常に危険です😱
もちろん、この患者さんに対してもその説明を行い、仕事中の負荷による再受傷予防としてテーピングを貼って初回の施術(治療)を終わりました😉
この様に、運動療法による滑走性の改善は、損傷を受けた部位とその周辺組織との滑走性を促し、患者さん自身が自覚できるほどに症状を軽減してくれます!
そのうえで、スポーツ復帰に向けたリハビリの中で知識・経験・技術を基に適度な遠心性収縮を加えていくことで、損傷部位に集中的なストレスが加わらないような状態に近づけていくことで再発防止を行っていきます!
また、再発防止の1つの方法として、サポーターなどを使用しながら徐々に運動負荷を上げていくのもオススメしています!
サポーター使用の一番のメリットは、テーピングと違い、自分自身で簡単に装着することができ、圧迫力を自分自身で簡単にコントロールすることができる点です😁
肉離れの再発防止におすすめのサポーターをご紹介していますので、こちらもご覧ください。
運動、部活動が再開され、急な負荷で肉ばなれなどのケガをした場合は、スポーツを専門的に診ている当院へ! ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!
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