top of page
執筆者の写真琢磨 徳安

肉離れを再発させないために! ポイントは、遠心性収縮エクササイズ😉

更新日:2021年5月10日



最近当院の患者さんでも多い、肉離れ😥

なかには、(以前、別の医療施設で治療を受けて完治しており)同じ場所を再発して来られた方もいらっしゃいます!

よく『肉離れはクセになりやすい』と言ったりしますが、それには理由があるんです!


まずは、肉離れがどんな状態かと言うと、国立スポーツ科学センターの奥脇透先生の分類では大きく3つのタイプに分けられています!

◎タイプⅠ:筋内出血

◎タイプⅡ:腱膜損傷・筋内腱損傷、筋腱移行部部分断裂

◎タイプⅢ:筋付着部・筋腱移行部完全断裂

つまり、肉離れとは、筋肉または筋肉から腱に変わっていく境目での損傷で、タイプⅠ→Ⅲの順に、より重度な肉離れとなっています!


筋肉は微細な筋線維が整然と並んでおり、筋線維がスライドすることで収縮をし、筋力を発揮します! しかし、肉離れを起こしてしまうと、断裂を起こしてしまった部分では切れた筋線維の断端部が不規則な状態になってしまいます!

そのまま自然治癒してしまったり、治療の経過で適切な処置をしないと筋線維が不規則な配列のままで治ってしまいます😱

つまり整骨院などで患部の周辺のマッサージだけ受けたりするだけでは、筋線維が不規則な配列のままで治ってしまっているということです!


痛み自体は、ある程度の期間がたてばなくなってしまいますが、痛みがないだけで良い状態で治っているわけではありません!

損傷を受けた部分の周りの筋線維はきれいな配列のままで、身体の動きの中でスムーズに収縮しますが、損傷を受けた部分が不規則な配列のままで治ってしまっていると、その部分はうまく伸びないし縮めないため、身体の動きのさいに最もストレスが加わりやすくなってしまいます😱

日常生活レベルであれば、ある程度の動きでも支障はないと思いますが、スポーツをやる場合には、比較にならないくらいの動きの中でのストレスが加わることになります!

これが肉離れがクセになるひとつの理由です!


当院では、治療の経過中に、筋線維の配列を修正するために、遠心性収縮エクササイズを取り入れています! それにより、筋線維の配列を整えるだけでなく、損傷部の癒着をとることで、痛みの緩和の効果もあります!

ただし、この遠心性収縮エクササイズ、肉離れの原因となった力の加わり方をあえてやるということなので、経験や技術のある者が行わないと治療のつもりが、再度痛めてしまう可能性があります!


当院は、多くの肉離れの患者さんに対し遠心性収縮エクササイズを実施し、現在までに同じ部位を再発して来院された方は居ません!

肉離れは、スポーツを専門的にみている、経験豊富な当院へ!



Comments


bottom of page