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執筆者の写真琢磨 徳安

業界ウラ話 その① ~ドMな仕事💔~

更新日:2020年2月27日



さぁ、タイトルが気になって気になって、周りの女性の目を気にしつつ、ついついこのページを開いてしまった男性諸君もいると思いますが、そんな期待とは裏腹に、マジメなお話です😏


接骨院(整骨院)をしていると、よくこんな事を聞かれます…。

『身体の歪みの矯正とかされてますか?』

私の答えは『いいえ、していません。』です。

理由は、『意味がない』と考えているからです。


”どうしても矯正したい”という人を止めるつもりはありませんが、『何で意味がないんですか?』と聞かれたら、ちゃんと理由は答えます。

始めに断っておきたいのは、今からの話は一般的にいう”歪み”や”矯正”に対する内容であり、疾患や重度の外傷による変形やアライメント障害を除きます。


まず”(身体の)歪み”という言葉ですが、これはとても一般的に広まっていますが、私の感覚では医療国家資格でないために法律による広告の規制がない”整体”や”カイロプラクティック”などの民間資格から広まったような印象があります。

この”(身体の)歪み”という言葉、私たち治療者側からするとスゴク便利な言葉で、自分自身の知識・技術・経験不足からわからない症状は全て”(身体の)歪み”を理由にし、また、患者さん自身も都合よく『あぁ、歪みが原因だったんだ…』って素直に納得してくれます😰


また、私たち接骨院(整骨院)にとっても都合がよかったのは、保険診療だけでは経営が難しくなっているタイミングに、自費治療メニューとして取り入れるには最高の材料だったことです。

先程書いたとおり、”(身体の)歪み”という言葉自体が市民権を得ており、患者さんが違和感なく納得してくれるからです😏


私個人としては、”歪み”という言葉は変形としてとらえているため、”アライメント障害”や”アライメント不整・不良”などという表現をします。

一般的に言われている”歪み”とは、関節部でのアライメントに左右差があるもので、骨や関節自体が変形しているわけではないからです。

では、なぜ関節部でアライメントに左右差がでる(いわゆる”歪む”)のでしょうか?? その原因は何なんでしょうか??? その答えが、『(矯正をやる)意味がない』という理由につながってきます😲


ではその原因の答えは”筋肉”です!

”肘を曲げて”って言われたら、大なり小なり誰でも力こぶができると思います。あれって、二の腕の筋肉(上腕二頭筋)が収縮することによって、骨を引っぱり関節の部分で動いてるんです。

一般的に言う”(身体の)歪み”も同じ原理で、その関節に関係する筋肉の左右差・アンバランスがアライメント不整をつくっています。


察しのよい方は気づいたかもしれませんが、一時的に矯正のような外力を加えてアライメントを整えても、根本的な原因である”筋肉”自体を変えないかぎりは、筋肉のアンバランスに従って自然と元の”歪んだ”状態に戻ってしまいます。

これも私たち接骨院(整骨院)や整体、カイロプラクティックからすると都合のよい理由です。

だって、矯正してお金をいただいいて、高い確率でリピートしてくれるんですから😱


経営を考えると断然矯正をやった方が収入は増えますが、当院が提供したいのは本当の意味での医療です。痛みや身体の不具合で本当に困っているの助けになりたいから、この仕事をしています。

患者さんを治せば治すほど収入が減っていくという”ドMな仕事”を選んでしまいましたが、患者さんの笑顔は何よりの報酬です!

当院の患者さんの話で、”(当院に来るようになって)痛み止めの薬を飲まなくなって、リハビリ(マッサージ)に行かなくなったら、接し方が冷たくなった(患者さん談)”なんて言う、冗談みたいな実話もありますが…😵

すべての症状を治せるとは言いませんが、少なくとも当院は、根本的な治療を目指しており、そのために、マッサージなどのその場しのぎを中心とした治療っぽい行為ではなく、運動療法をメインとした医療を行っています😊


でも、患者さんが来ないとやっていけませんので、どうか皆さんの大切なご家族やお知り合いなど、身体のことでお困りの方が居たら、ぜひご紹介をお願いします😅


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