先日発表された「新語・流行語大賞2019 ノミネート語」
事件性があるためか、そのノミネート語の中にはありませんでしたが、今年よく聞いた言葉に『あおり運転』があったと思います。
この『あおり運転』、ついついイライラとしてしまいしてしまったことがある人も、されたことがある方も、またそのどちらとも経験がある方も居るのではないでしょうか?
それもそのはず、ある保険会社が2,000名以上の方に対し実施したアンケート調査によると、”あおり運転をされたことがありますか?”という質問に対し、実に70.4%の方が”ある”と答えたそうです。
これだけでも、『あおり運転』がいかに身近なもので、いつでも遭遇する可能性があることがわかると思います😵
そしてこの”あおり運転をされたことがある”と答えた方たちが最も多く経験した『あおり運転』は、”車体を接近されて、もっと速く走るように挑発された(78.5%)”ということでした😅
車を運転されたことがある方なら解ると思いますが、車を接近(幅寄せ)されると、された方からすると精神的なプレッシャーを感じ、気弱な方ならパニックを起こして重大な事故につながる可能性があります。
そしてこのアンケートで面白いのは、”あおられた車、あおってきた車、その特徴とは?”という質問に対する答えです。(回答数400名)
そのアンケート結果では、あおり運転された時に運転していた車は、「軽自動車」(28.8%)、「コンパクトカー/ハッチバック」(22.8%)が上位を占め、サイズの小さい車があおり運転を受けやすい傾向にあるとのことでした。また、車体の色は、「ホワイト」(26.3%)、「シルバー」(25.8%)といった白系の車が半数以上を占めていました。
一方で、あおった側の車は、「セダン」(33.5%)、「バン/トラック」(18.3%)などの大きめの車で、色は「ブラック」(27.8%)が最も多い結果となっていました。
このアンケートの結果をうけ、交通心理学に詳しい九州大学の教授の方は次のように分析されていました。
”運転時には感情的になってしまうドライバーもいるため、誰しもあおり運転の被害者になってしまう可能性があります。また、あおられやすい車の多くは、軽自動車やコンパクトカーなどの小さな車です。それらの車には、大人しい人が乗っていて、あおり運転をしても反撃しないだろうという、弱い者いじめをする時と同じような読みがあるのだと思います。”
また、トラブル回避の方法として、次のようなアドバイスがありました。
”あおり運転によるトラブルに巻き込まれそうになったら、挑発にのらず、交通法規を遵守して冷静に対処することが重要です。同乗者がいる場合は、110番通報、ナンバーなどの記録、動画撮影をしてもらうといいでしょう。いち早くその状況から抜け出すためにも、後続車があおってきたらすぐに道を譲りましょう。また、追い抜かれたら、あおってきた車と車間距離を十分にとって急停止などの危険行為に備えることが大切です。車を停車させる際は、コンビニやサービスエリアなど、なるべく人目のある安全な場所を選びましょう。停車したら、窓を閉めドアをロックして警察に通報を。警察の指示に従って行動しましょう。”
どうですか? 『あおり運転』がとても身近に起こりえることがわかったと思います。そして事故に巻き込まれる可能性が高いこともわかります。
そんな万が一に役に立つのは、決定的な証拠となるドライブレコーダー😁
そして、当院の『交通事故 いざッという時のガイドBOOK』です😉
事故にあった時に必要な対応や、様々な事故に関する情報、知らないと損をするマメ知識などが載ったこのガイドブック、当院を受診された方には窓口でお渡ししていますが、患者さん以外でも、ご希望の方にも無料で配布しているので、お気軽にご来院くださいね~!
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