top of page
執筆者の写真琢磨 徳安

Q.手✋をケガした時に、1番初めにしないといけないことは…?😱



最近、トレーナー活動や接骨院での診察の中で骨折を診ることが何件かありました😲

その中で、皆さんでもできる、そして二次的な被害を避けられるとても大事なことをご紹介しようと思います😉

タイトルにもあるように『手✋をケガした時に、1番初めにしないといけないこと』がその”とても大事なこと”なんですけど、わかりますか…???

 ヒント➀:手のケガ

 ヒント②:特に骨折やひどい捻挫などの時

 ヒント③:子供の手のケガはあまり関係がない(オシャレな女の子は該当する場合もある)

今回の写真とヒントで解った方もいると思いますが、答えは…

”指輪を外す”です‼

では、なぜ手をケガした時に、1番に指輪を外さないといけないかというと、骨折やひどい捻挫の場合にはケガした部分よりも末梢側(指先に向かって)に腫れ(腫脹)が強くでます。

もし指輪を外していないと、腫れた指が指輪で圧迫されてしまい、指輪よりも先の部分が循環不全を起こし、最悪の場合にはその指は壊死してしまいます😱

また、そうでなくても、壊死を防ぐために大事な指輪を切断する場合もあります😰

この写真の方は何度も骨折を経験されていいるスペシャリストでしたので、ご来院された時には『指輪は外してきました』と自分で指輪を外して来られました😅

この写真は2日目に撮った写真ですが、1日目はもう少し腫れが少ない状態で、ケガをして早めに来院した割には腫れが強くでていること以外は、骨折を疑わせるような所見は見当たりませんでした。

『現時点では可能性としては骨折よりもひどい捻挫の可能性が高いかな…』と思いつつ、出来るだけ腫れを抑えるためにアイシングと微弱電流を実施し固定をして初回を終了しました。

そして、2日目に来ていただいた時の写真が今回の写真です😵

昨日(初回)よりも腫れが強くでており、皮下出血(内出血)もみられました。

(※写真では中指に皮下出血がありますが、骨折部は手首に近い手根骨のうちの1つの骨です。)

相変わらず2日目も腫れの強さ以外は、骨折を思わせるような症状が無かったのですが、トレーナーの救護活動などの経験的に”骨折あるかもな…”という違和感(感覚)を感じたため、提携先の病院を受診してもらうことにしました。

当院からのご紹介の場合、整形外科か大きな総合病院のどちらかになるのですが、今回は総合病院をご紹介しました。

理由は、骨折があるとしたら『第4指(薬指)中手骨基部骨折』か『有鈎骨(手根骨のうちの1つ)骨折』の可能性が高く、もし『有鈎骨(ゆうこうこつ)骨折』なら独特の凹凸のある形状であるためレントゲンだけでははっきりと骨折が分からない場合があり、再度CTなどのある大きな病院へと行ってもらう必要があり、二度手間になる可能性があったためです。

結果は、やはり骨折があり、場所は『第4指(薬指)中手骨基部骨折』で、今後の事を考慮し、オペすることになりました。

『やっててよかったトレーナー活動😃』と思いつつ、この患者さんが言っていた『階段を落ちて鎖骨を骨折をして病院に行った時にもほとんど痛みはなく、同じ診察待ちをしていた同い年くらいの鎖骨骨折をして来ていたオジさんはメチャクチャ痛がってた…』という言葉を思い返しました…😅


ケガの種類(骨折、脱臼、捻挫、肉離れ、打撲など)や程度によっても腫れの出かたは変わってきます。なかには寝ている間に腫れが強くでてくる場合もあり、痛みで起きて気付いた時には指輪も取れないような状態になっていることもあり得ます。

手をケガした場合は『大したことないかも…』と自己判断せずに、まずは指輪を外し、痛みのある場所を氷などで冷やし、お近くの医療機関を受診しましょう😉

※成長期で骨が未成熟な小・中学生の足首の捻挫でも、実は裂離骨折(筋肉や靭帯が付いている骨の部分が引っ張られて取れてしまっている骨折)している事も珍しくありません。

『どうせ捻挫だろう』と放置せずに、ちゃんと診れる接骨院や整形外科などを受診しましょう😉


閲覧数:84回0件のコメント
bottom of page