先日、観測史上2番目の早さで九州南部の梅雨入りが発表されました😲
しかも、1956年から65年ぶりの早い梅雨入りなんだそうです😮
ということで、例年なら6月中に配信していた梅雨の時期の交通事故に関する情報を配信したいと思います!
さて、この梅雨時は交通事故という人災が多発する季節でもあります。
では実際に、どのような状況で事故が起こっているかというと、
◎視界悪化による「追突事故」や「歩行者を跳ねる事故」
◎水たまりでブレーキ制御不能になる「スリップ事故」
などが原因となり、大事故・死亡事故が毎年頻発しているようです😱
少々古い資料ですが平成27年に内閣府が発表した「平成26年中の道路交通事故の状況」によると、交通事故が最も多い月は11月から12月で、年の瀬にむけて交通量が増えることが大きな要因となり年間で最も発生件数が多くなっています。
その他には、3月、10月と季節の変わり目の行楽シーズンにも事故はよく起こりますが、さらに事故が多発している時期が6月から7月にかけての梅雨時期です。
比較対象の前年である平成25年では、発生件数だけで見ると56,270件(7月)と12月の次に多く起きており、考えられる要因としては梅雨の長雨によるものだと思われます😬
では、ここからは梅雨の時期に交通事故が多発する要因にはどのようなものがあるか、みていきましょう😉
【梅雨に交通事故が多発する5つの要因】
梅雨の交通事故と聞くと「雨による視界の悪化が原因」だと考える人が多いと思います。
もちろん、視界の悪化は大きな要因の一つですが、それだけでなく「ドライバーの心理状況」や「歩行者の行動癖」によるものが影響して事故を引き起こすケースもあります。
それぞれ見ていきましょう!!
1.雨による視界の悪化
交通事故が多発する時間帯は季節関係なく薄暗い明け方と夕方というのは広く知られています。それで言うと梅雨時は空も曇天で薄暗い状態が続きますので視認悪化による事故が起きやすい状態にあります😱
しかも雨が降るとさらに視界は悪くなりますし、ドライバーは運転時にフロントガラスの前面にワイパーを使用しますので視界の悪化に輪をかけることになります。梅雨は長雨が約1ヶ月半も続くわけですから事故が起きる必要条件が揃っている状態と言えますよね😅
2.雨音による車内と車外の音の遮断
ドライバーは運転時には8割以上が“目からの情報”により車を運転すると言われていますが、その他は“音による情報“を頼りに運転します。
梅雨時の運転で悩まされるのが雨音の問題です。地面や車体に叩きつけられる雨音が外の音を遮断しますので耳から入る情報がおろそかになります。
前方や後方から来る車やバイクのエンジン音が聞こえないために「出会い頭の事故」が起きやすくなり、また子どもの遊び声が雨音でかき消されることにより「衝突事故」が発生しやすくなります😭
梅雨時の運転時には「車内の音楽を消す」、「少しだけでも窓を開ける」など、外の音をキャッチしやすくなるような工夫が求められます😀
3.雨(水たまり)による路面の悪化
雨が降り続くと道路には水たまりができますが、この水たまり大きくなるとタイヤが滑りやすくなり事故を起きやすくなります。
「ハイドロプレーニング現象」という言葉をご存じでしょうか?
運転免許の講習などでよく出てくる単語なので何となく覚えているという人も多いと思いますが、これは水たまりを走行中に起きる現象で「タイヤと路面の間に水が入ることで車がアイススケートのようにスーッと滑ってハンドルやブレーキが効かなくなる」というものです。
大きな水たまりの中を、スピードを出して走行している際によく起こります。この現象が起きる原因は
・「スピードの出しすぎ」
・「タイヤの溝の摩耗」
・「タイヤの空気圧不足」
の3つが主な原因となります。
また、雨のスリップ事故はカーブを曲がる時にもよく起こります。急カーブが多い道路ではスピードを落として走行することが必要です😉
4.歩行者の行動の問題
梅雨に交通事故が多いのはドライバーの過失だけが問題ではありません。
歩行者は傘をさして歩くため視界が悪化します。また、雨を避けるために視線は下を向きがちになります。特に高齢者はその傾向が強くなるとのことです。
そのため自然と前方・後方の注意がおろそかになり事故に巻き込まれやすくなります😬
また、子どもは雨の日でも構わず外で遊ぶこともありますが、雨により「周囲がよく見えない」、「雨音で車のエンジン音が聞こえない」ために急に道を飛び出したり、道路を横切るケースがあります😱
このようにドライバーも歩行者もお互いが「視認の悪化」、「聴力の悪化」になるため事故が増えることになります。
子どもを持つ親や高齢者がいる家庭は反射材を身に着けさせるなどの工夫が必要です。
【雨天時の歩行者の行動で気をつけるポイント】
子どもの急な飛び出しがある
雨に濡れたくないために無理な道路の横断がある
横断歩道を渡らない人が増加する
信号を無視する人が増える
傘をさして自転車運転する人が増える
5.ドライバーの心理的な問題
梅雨時の運転は平常時と違い「視界の悪化」、「路面の悪化」、「雨音」という3つの問題により集中が必要になります。そのためドライバーには心理的に大きな緊張とストレスが加わります😅
また、道路は雨の影響で車の量が増えてノロノロ運転になりがちです。渋滞も多くなるためイライラすることが増えます。できるだけ目的地に早く着きたいという焦りが生じて運転が乱暴になり事故の増加を招くことがあります。
また、「雨の日は早く家に帰りたい」という心理も働きますので、家路を急ぐあまり一般道などでは車のスピードを出す人が増えます。
雨で視界が悪い中でスピードを出せば「スリップ事故」、「衝突事故」の確率が上がるのは言うまでもありません😭
【ドライバーが気をつけたい雨天時の運転の心理面】
イライラしない
急ぎすぎない、無理な追い越しはしない
歩行者の動きに十分注意する
車両の雨対策をおこない余裕を持って運転する
大雨がきたら運転を停止する、休憩する
いかがでしょうか!? 梅雨の時期ならではの『気を付けるべきポイント』がありましたね😉
では最後に、もう一つ梅雨の時期ならではの問題の解決法をご紹介したいと思いますよ~😀
【車の窓ガラスの曇りを素早く取る方法】
「フロントガラスの内側が急に曇って前が見えなくなりパニックになった…」という経験はドライバーなら誰でも経験があると思います😅
この原因は「車に持ち込んだ濡れた傘についた水分の蒸発」、「外気の湿度よりも室内の湿度が高い」ということにより起こります。つまり梅雨の時期には車の窓の曇りは起きやすくなります。
この曇りを素早く取るためには、メーターの下にある「A/Cスィッチ」をONにして次に「デフロスタースイッチ(温泉マークに似ている)」をONにすればすぐに曇りが取れます。
*『A/C』とはエアコンのことで、『デフロスター』とは着霜・着氷・結露を防止するための装置のことです。
まだ九州北部には梅雨入り宣言が出ていませんが、例年よりも早くなる可能性は十分にあります!
不注意でも十分に注意していても、起こるときには起こってしまうからこそ『事故』なんです😅
事故による痛みや症状は、ぜひ当院にご相談ください! スポーツによるケガや痛みを専門的に診ている当院は、スポーツ並みの外力が加わり発生する交通事故の痛みや症状も得意なんです😉
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