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交通事故って、何であとから痛みが出てくるの…???



残念ながら交通事故に遭ったことがある方はもちろんのこと、交通事故に遭ったことがない方でも、『交通事故の痛みは、時間がたってからでてくる…』って聞いたことがあるんじゃないでしょうか??


骨折などがある場合は、もちろんすぐに痛みを感じますが、交通事故で最も症状の訴えの多い”むち打ち(外傷性頸部症候群)”は、多くの方が翌日や2~3日経過してから徐々に痛みが出てくることが多いんです😅

でも、この”交通事故のあとの痛み”って、何で時間がたってから出てくるんでしょうか??


それには”アドレナリン”や”エンドルフィン”などの神経伝達物質が関わっていると言われています!

それぞれどんな特徴があるかみてみましょう!


【アドレナリン】

動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす

興奮する(例えば喧嘩になった場合など)時に分泌されて、血まみれや骨折の状態になっても全く痛みを感じないといったケースもある(痛覚の麻痺

非常に強力な肉体力(火事場の馬鹿力)に関係しており、これはしばしば危機の時に発生し、たとえば、子供が車の下に閉じ込められたときに、親が車の一部を持ち上げたという エピソードが存在する


【エンドルフィン】

内で機能する神経伝達物質のひとつで、モルヒネ同様の作用を持つ

・内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられてり、そのため脳内麻薬と呼ばれることもある

・マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用「ランナーズハイ」は、エンドルフィンの分泌によるものとの説がある

ストレスなどの侵害刺激により産生されて鎮痛鎮静働き、鎮痛作用はモルヒネの6.5倍の効果があるとされる

・ストレス刺激以外でも、食欲、睡眠欲、生存欲、本能などが満足すると分泌されると言われている


つまり、交通事故のような予測できないタイミングで大きな外力が働き発生した損傷は肉体的・精神的ストレスが強く、そのため、緊急時の身体の正常な反応としてアドレナリンやエンドルフィンなどの神経伝達物質が分泌され、その鎮痛効果により当日には痛みを感じられなくなってしまう、っていうメカニズムなんですねぇ~😉

でも、痛みを感じないからって、交通事故により身体のどこかに損傷が起きていることには変わりありません。その損傷の痛みが、神経伝達物質の効果が消えていく翌日~事故3日後くらいに徐々に感じるようになるんですね😰


『むち打ち損傷ハンドブック 第3版(丸善出版)』によると、事故後6時間以内に痛みを自覚した人は65%、事故後24時間以内に自覚した人は27%、事故後72時間以内に痛みを自覚した人は8%だそうです。

交通事故総合分析センターの発表では、2019年の交通事故件数は301,237件とのことですので、単純に1件の事故につき1人は負傷者が出たと仮定してみると、事故に遭ってから3日以内に痛みが出てくる人は年間約30,500人もいることになります😅


以上のことを踏まえて考えると、交通事故に遭ってしまったら、痛みや違和感の有無にかかわらず、すぐに病院に行くことが大切です! 事故から時間が経過してしまうと、今起きている症状が事故によるものなのか、その他の原因によるものなのかが分からなくなってしまいます! 交通事故被害者としては、事故後に体調が悪化していることから、当然、事故が原因と考えていたとしても、示談交渉時に、事故から受診までに期間が開いていることを理由に、保険会社が事故と症状との因果関係を否定する可能性もあります😱

また、治療の面で考えてもできるだけ早期に治療を開始することが重要です!

事故直後には出ていなかった症状がのちのち発症し、慢性化するようなことも決して稀ではありません!


交通事故で最も多く発生するむち打ちは、約80%が捻挫(頸椎捻挫型)です!

様々なスポーツ現場でトレーナーとしても活動している当院は、捻挫に対する治療のエキスパートです😄

鳥栖近郊にお住まいの方や、鳥栖市内に職場のある方など、交通事故に遭われた場合は、ぜひ鳥栖スポルト接骨院にご相談ください!

当院は、鳥栖市内でももっとも規模の大きい病院のうちの1つでもある『医療法人社団如水会 今村病院』様との業務提携により、交通事故の患者さんをご紹介したり、逆に交通事故後の治療・リハビリを依頼されたり、患者さんが安心してご来院できる環境を整えております😁



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