top of page
執筆者の写真琢磨 徳安

謎の『資格』を発見! 色々と調べた結果… → 弁護士事務所との提携をスタート!?



年末に向かい当院にも交通事故治療の患者さんが増えてきています😅

交通事故にあった場合には色んな負担が患者さんにかかってきます。

・ケガや身体の痛み、違和感(身体の脱力感や重だるさ、しびれや目まい、耳鳴りなど)による『身体的な負担』

・身体が思うように動かせないことによる『時間的な負担』

・仕事での作業などができなくなるによる『金銭的な負担』

・本人にしかわからない症状を周囲の人に理解してもらえないことや、専門的な知識を持っていないのに保険会社とのやり取りを行っていかなくてはいけない『精神的な負担』

考えただけでもネガティブな気持ちになりますよね…😵

治療を通して『身体的な負担』、『時間的な負担』、『金銭的な負担』にはお手伝いできることはありますが、専門性の高い(交通事故の際の)書類的な手続きや保険会社とのやり取りなどの『精神的な負担』をサポートすることは、ハードルが高いのが実情です😰

多少なりともサポートできることがないかと思い、色々と調べてみたら、インターネットで『交通事故専門士』なる耳慣れない資格を発見しました。

「なんじゃこりゃ…???」と思いつつ、その『交通事故専門士』に関して色々と調べてみました😁

長年、柔道整復師(接骨院の仕事をできるようになるための医療国家資格)の教員として『資格』というものに携わってきたので、『こりゃどう考えても民間資格だな…』とすぐに解りましたが、大事なのはその中身です。

良い例として、皆さんも最近よく耳にする『スポーツトレーナー』や『パーソナルトレーナー』も、お客さんの健康増進やダイエットなどの分野で活躍している資格ですが、民間資格です。

※ちなみにスポーツ選手のケガの治療やリハビリなどは医療行為に当たるため、一般的なトレーナーはケガなどの応急処置や手当やリハビリなどの治療行為をすることは禁じられています。その様な活動は『アスレティックトレーナー』などと呼ばれ、柔道整復師や理学療法士(PT)、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師などの医療国家資格を取得しています。

さて、その『交通事故専門士』ですが、調べてみるととある団体が認定している民間資格で、その目的は「交通事故被害者の救済のための社会貢献活動」で、実際の活動内容としては「治療や法律(賠償問題)、保険、車の修理など、いろんな悩みを抱えている交通事故の当事者らにアドバイスする」とのことでした。

『法律や車の修理なんて、ド素人がいちから勉強するよりも、専門の方に聞いた方がより丁寧にミスもなく対応してくれるんじゃないか???』と思いつつも、『もっと簡単なことでも、なにか少しでも患者さんをサポートできることがあるかも…』と思い、多少の違和感を感じつつも、まずは“無料メールマガジン”を申し込みました。

最初のメルマガは、申し込んだすぐ後に送られてきました。

内容は「このメルマガでは交通事故に携わる専門家の皆様が交通事故被害者救済のための社会貢献活動を通しご自身のビジネスを発展させる方法について、お話をさせていただきます。(途中省略)なぜこの活動を始めたのかというと私は元々、治療家(柔道整復師)で…。(途中省略)治療をだけをしていれば事足りると思い込んでいましたが真に交通事故被害者の方を救うためには体のことはもちろん、賠償、保険、修理とその他のことにもお応えしていかなければいけないということに気が付いた…。(途中省略)それと同時に専門家の方々も経営に困っていてこの救済活動をすることによって自分自身も含め専門家の事業も発展させていかなければいけないことに気がつきました。」とのことでした。

う~~~~ん…? これはあくまでも私見ですが…。

皆さんも何か匂いませんか?? 微かに『ビジネス(お金)』の臭いが…!?

さて、さらに翌日にはこの様なメルマガが送られてきました。

内容は「整骨院というのは、全国に5万軒ほどありコンビニと同じくらいの数がありますがそういった活動を地道にしていたらその中でも、全国トップクラス数の患者さんが田舎の整骨院に来院されました。」

確かホームページには資格を取る対象として『一般の方・医療従事者・弁護士・社労士・行政書士・司法書士・ディーラー・修理会社・保険会社』となっていたはずなのに、かなり整骨院向けの内容に違和感が募ります。

そして3日目に送られてきたメルマガでは「今回は、社会貢献活動をすることとご自分のビジネスの発展と何の関係があるのか?という、お話をさせていただきます。」と、いきなり冒頭からビジネスの話が全開で、こちらは違和感が全開です。

その他、ネット上でも実際に資格を取った方などのブログで『結局は資格ビジネスだ』などの意見や、資格を取った方の整骨院で不正請求があった事件など色々な情報が出てきたため、違和感を払しょくできないので、オンライン受講の申し込みまでには至りませんでした。

他にも何かできることがないかと色々と調べた結果…。患者さんにとってベストな選択は『信頼できる弁護士事務所との提携が一番だ』との結論に至り、無事に提携に関する了承を得ることができました😆

この様な結論に至った理由は次の理由からです。

➀素人がたかが1時間30分の動画を見ながらのオンライン講座を受けたところで、弁護士以上の知識が持てるとは到底思えないから。

②『交通事故専門士』にできることはどこまでいっても”一般的なアドバイス”で、結局事故に関する書類や法的な手続きは、被害者自身でやるか弁護士に頼むことになるため。

③もし賠償問題など高度な専門知識が必要となった場合を想定すると、素人のつたない知識で患者さんに不利益を招いてしまう可能性があるから。

 賠償問題を解決するためには、適切な時期に適切な準備が必要です。タイミングを逃してしまうと、最悪の場合、事故直後の状況を把握することから始めなければならず、また十分な書類などが揃っていない、または紛失している場合もあるため状況を好転されることは難しいかもしれません。

④保険会社との賠償問題や示談交渉などの場合、相手は年間膨大な数の交渉を行っている示談交渉専門の担当員です。結局、ここでも必要になるのは弁護士さんの力です。

という事で、当院では患者さんにとってベストな体制づくりを行っています!

もし、自動車保険の契約内容に『弁護士費用特約』が付いていない場合でも、当院からのご紹介の場合には初回(30分)の相談は無料で対応していただけるようになっておりますので、安心してご来院ください😁


閲覧数:39回0件のコメント
bottom of page